あの方が10年ぶりに表舞台に帰ってきて興奮した話
お久しぶりです、かすとるです。
とある試験が終わり、少し落ち着いたのでちょっとだけ書きます。
自分がアーケードの音楽ゲームから離れて1年半…。あれだけ好きだったIIDXに関しても新曲すらもはや殆ど把握してないくらい、時の流れに取り残されてしまいましたが、最近嬉しいニュースを偶然耳にしました。
PRASTIK DANCEFLOORさんが10年ぶりに新曲を公開!
きっかけは、休憩中にYouTubeで音楽を聴いていたら、たまたまPRASTIK DANCEFLOOR(以下、PDF)さんの曲がサジェストされたことでした。ふと懐かしくなり、ニコニコ大百科でPDFさんを調べていたら…
2021年に突如twitterを開設、CHUNITHMへの楽曲提供という形で再び表舞台に登場。
マジ??と半信半疑でリンクを踏むと、PDFさんのアカウントが確かに開設されているのです。気づいたのは9/21のことで、アカウント開設から一週間ほど経った時期でした。あまりにもタイムリー過ぎる。というかそれで少し話題になってサジェストされたのかな。
ご無沙汰しております。
— PRASTIK DANCEFLOOR (@PRASTIK_D_F) September 10, 2021
PRASTIK DANCEFLOORです。
約10年間潜伏しておりましたが再浮上いたします。
近々告知があるかも。
PDFさんはいいぞ。
「そもそもPDFさんってどんな人?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。簡単にご紹介させていただきますと、10年ほど前に、IIDXで楽曲提供をされていた方です。提供された楽曲は計6曲で、その中には(名義こそは違いますが)あのLincle Kingdomの一角をなす『聖人の塔』などがあります。ソフランに苦しめられた方もいらっしゃるのでは?
現行のバージョンで遊べるのは、聖人の塔以外ではSessionシリーズの2曲だけで、残り半分は削除されてしまっていますが、名曲揃いです。個人的には"Session 1 -Genesis-"が好きです。哀愁漂う雰囲気から始まったかと思いきや、何かの始まりを彷彿とさせるようなカッコいいメロディーが流れます。とても2分弱の曲とは思えないような様々な展開がなされ、最後には、題名通り「ここから物語が始まるんだ!」という期待感を与えてくれるような旋律で結ばれます。全体を通してどこか切なさがあり、曲名の元ネタである旧約聖書となんとなくイメージも合っています。
Sessionシリーズ以外では、かなりコアな曲を書かれています。"Do Back Burn"は、どこか70年代(合ってるかな?)を思い起こさせるような音が流れます。耳に残る声ネタも大きな特徴ですね。こういった曲は、自分くらいの世代からすると、古いどころかむしろ新鮮で、聴いていて面白いですね。
新曲出してくれて嬉しい…嬉しい…
そんなPDFさんの新曲ですが、ご本人様のtwitterから告知があった通り、CHUNITHMに収録されたそうです。その名も"TECHNOPOLIS 2085"。なんだか近未来都市を連想させるような曲名ですね。本人曰く「削除されがち」な曲だそうですが、これは、IIDXに収録されていた"Do Back Burn"や同系統の"Cansei de S NIK"のことを指していそうです。つまり、かなりコアな曲になっているということを、皮肉を交えて言っているのかもしれませんね。
【9/16(木) 新マップ『PARADISE ep.Ⅵ』登場!】
— チュウニズム公式@9/16(木)新マップ『PARADISE ep.Ⅵ』登場! (@chunithm) September 14, 2021
9月16日(木)よりMetaverseレーベルの新マップ『PARADISE ep.Ⅵ』が登場!豪華アーティストによる書き下ろし楽曲が遊べるよ!さらに、マップの最奥ではPARADISEシリーズのボスが待ち構える!この"試練"乗り越えてみせよ…!https://t.co/pAkK0DKzjS pic.twitter.com/S9jGk3nzp0
SEGA様のチュウニズムに楽曲を提供させて頂きました。
— PRASTIK DANCEFLOOR (@PRASTIK_D_F) September 14, 2021
タイトルは「TECHNOPOLIS 2085」
削除されがちな感じの曲調の楽曲となっております。 https://t.co/33h4TUmfGL
そんな"TECHNOPOLIS 2085"、語彙力のカケラもない感想で恥ずかしいですが、"最高"です。何となく好き嫌いの分かれそうな感じがしますが、自分にとってはどストライクでしたね。PDFさんのYouTubeチャンネルで公式音源を聴くことができます。
TECHNOPOLIS 2085が本日からチュウニズムで遊べるようになっております。
— PRASTIK DANCEFLOOR (@PRASTIK_D_F) September 16, 2021
反応を見ていると、コアな路線の曲を求めていた方に、ちゃんと刺さった様で安心しております。
好き嫌いの分かれるクセつよな譜面にして頂けたのも、個人的にうれしい。
まず開幕から素晴らしいです。いきなりパンチの効いた、常人には思いつかないようなリズムが繰り広げられ、曲の始まりを告げるサイレンのように鳴り響く女性の声。それが徐々にフェードアウトしていくとともに、例のどこか懐かしさを感じさせるようなビートが刻み始めます。
その後も、ゆったりとしつつもスピード感もあるような曲調に合った、声ネタ満載の曲展開がされていきます。PDF節炸裂です。いい意味で古さを感じさせる音を使っているのに、近未来感が演出されているのは流石ですね。夜の未来都市をドライブしているかのような心地になります。
最後は冒頭と同じリズムでクールに締める。HOUSE系(合ってるかな?)にはよくあるような結びです。曲展開は王道なのに、非常に新鮮に感じます。聴くたびに発見があるような一曲だったように思いました。
次作は、"Session"シリーズ風な一曲?
10年の空白を経て新曲が発表されたわけですが、どうやらPDFさんの次回作はそう遠くないうちに聴けるかもしれません。というのも、こちらのtweetをご覧ください。
削除されない感じの曲の方を期待されてた方は、もうちょっとだけ待ってね
— PRASTIK DANCEFLOOR (@PRASTIK_D_F) September 14, 2021
「削除されない感じの曲」というのは、恐らくIIDXに残っている(1曲は削除されましたが)"Session"シリーズのことを指しているのではないかと、私は予想しています。しかし、「削除される/されない」といった表現がなされていることから、少なくともIIDXには、さらにはKONAMI機種には書き下ろされないのかなといった雰囲気がしますね。ですので、恐らく曲名には"Session ~~"は入らないものの、事実上の続編がKONAMI機種の以外に収録されるかもしれないということでしょうね。
IIDXへ曲が書き下ろされる可能性が薄いというのは少し悲しいですが、個人的には、あのPRASTIK DANCEFLOORさんが、10年を経て、しかも同じ名義で音楽ゲーム界に帰ってきたということだけでも、正に奇跡のように思えます。それが何よりも嬉しかったです。さらに、前向きに捉えれば、IIDXをやっていない人でもPDFさんの曲を聴く機会が増えたことになるので、ファンの1人として嬉しいですね。最近ではTAGさんがKONAMIを退社されたりと、寂しいニュースもありましたが、こういった嬉しいニュースも聞けて喜ばしい限りです。
今回の記事は以上となります。音楽の知識はほぼ皆無に等しく、拙い感想しか書けませんが、少しでも自分はPDFさんの曲が好きだということ、何よりもPDFさんの曲の良さが伝わりましたら幸いです。もしも気に入って頂けましたら、twitterなどで呟いて頂けますと嬉しいです。それではまたいつか。